※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2022年4月1日号

令和4年度 秋田市の予算&事業

おもな事業の概要をピックアップ!

5つの将来都市像に沿った新年度事業


 このページでは、「県都『あきた』創生プラン」に掲げる5つの将来都市像に沿って、おもな新年度事業をお知らせします。
【新】=新規事業  【継】=継続事業 (新型コロナ)=新型コロナウイルス対策関連事業
*各事業の「▼」が予算額です。

<1>豊かで活力に満ちたまち

 産業振興により地域経済を活性化し、雇用とにぎわいを創出することにより都市としての求心力を高め、多様な交流や連携を構築し、県都として周辺圏域の発展を牽引(けんいん)する「豊かで活力に満ちたまち」をめざします。

【新】商工業振興を奨励
 産業の活性化と雇用機会の拡大を図るため、地元企業が行う小売商業施設の新増設に助成します。▼2千748万4千円
【新】デジタル技術を活用する企業を支援
 デジタル技術を活用して業態の転換や収益向上、生産性向上などに取り組む企業に専門家を派遣して相談支援などを行います。▼81万2千円
【新】中小企業団体などを支援(新型コロナ)
 新型コロナウイルスの影響により業績が悪化した各業界・業種を代表する団体などへ、業界・業種全体の業績改善などを目的に実施する事業へ補助します。▼3千万円
【新】プレミアム付商品券を発行(新型コロナ)
 市内で利用できる市独自のプレミアム付き商品券10万セットを発行します。▼2億8千525万8千円
【新】業態転換や新分野に進出した事業者を支援(新型コロナ)
 新型コロナウイルスの影響により売り上げが減少した事業者に、“ウィズコロナ”や“アフターコロナ”に向けた業態の転換や新分野への進出、デジタル技術の活用などへの取り組みに対して補助します。▼2千万円
【新】障がい者が働きやすい職場づくりに取り組む企業の就労環境の整備に補助 ▼405万6千円
【新】スマート農業を進める機械・設備導入に補助
 スマート技術などを活用した農作業の省力化・低コスト化に必要な機械・設備の導入費を補助します。▼2千110万円
*スマート農業=ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・精密化や高品質生産の実現などを推進している新たな農業
【新】「第39回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会」の開催を支援
 11月に秋田市で開催される同全国大会の事業費の一部を負担します。▼1千40万円

チラシ
【新】「東北絆まつり2022秋田」を開催
 東日本大震災の早期復興を願うイベントを5月28日(土)・29日(日)に秋田市で開催! ▼1億9千24万円…関連記事を21ページに掲載

「東北絆まつり2017仙台」
での様子

【新】秋田の魅力を発信
 観光プロモーション動画や観光資源などの素材をまとめたウェブサイトを制作し、“アフターコロナ”の交流人口の回復や観光客誘致を図ります。▼ 898 万8千円
【継】チャレンジオフィスあきたの運営
 新規創業者などに創業支援室を低料金で提供し、新たなビジネスチャンスの創出を支援します。▼1千998万2千円
【継】若者の安定した雇用の拡大を支援
 40歳未満の非正規雇用者を正規雇用に転換した企業へ補助します。▼1億742万9千円
【継】離職者の資格取得に助成(新型コロナ)
 新型コロナウイルスの影響により離職したかたの再就職を支援するため、資格・免許などの取得費用を補助します。▼366万2千円
【継】離職者の採用を支援(新型コロナ)
 新型コロナウイルスの影響により離職したかたを、来年1月1日までに採用した事業者へ支援金を交付します。▼1千973万3千円
【継】農産品などの販売促進
 市内農産品などの魅力を高め、さらなる販売促進を図るため、JA秋田なまはげや男鹿市、潟上市と連携し、首都圏などにおけるプロモーション活動を展開するほか、通販サイト「あきたづくし」キャンペーンも実施します。▼8千287万円
【継】スポーツホームタウン推進事業
 地域に密着したトップスポーツクラブへの支援のほか、市で開催される全国大会などの開催に要する経費を補助します。▼4千850万3千円
【継】秋田市への移住を促進
 オンラインを活用した移住相談会や移住ツアーの実施、ラジオ番組を活用した首都圏への情報発信、市内高校への講師・アドバイザーの派遣、ガイドブックなどの作成を行い、移住を促進します。▼1億240万6千円
【継】千秋公園の整備
 千秋公園の魅力を高めるための整備を行います。令和4年度は新たに、大手門の堀への遊歩道を整備します。▼1億9千520万円

東側ポケットパークから見た完成イメージ(合成)

<2>緑あふれる環境を備えた快適なまち

 利便性の高い都市基盤を整備しながら、住みよい環境を保全し次世代へ継承することができるコンパクトシティを形成し、いつの時代においても、「緑あふれる環境を備えた快適なまち」をめざします。

【新】粗大ごみの収集申込が便利に!
 粗大ごみの収集申込から処理手数料の決済までの手続きを、スマートフォンやパソコンなどにより、オンラインで一括して行うシステムを導入します。▼126万2千円
【新】追分駅をバリアフリー化
 JRが実施する追分駅へのエレベーターなどの設備整備事業に対し補助を行います。▼9千万円
【新】路線バスの位置情報などをオープンデータ化
 運行中の路線バスの位置情報を取得するために必要な経費の一部をバス事業者に支援し、スマートフォンなどでバスの現在位置を表示できるようにするため、オープンデータとして公開します。▼255万4千円
【新】買物タクシーで高齢者などを支援
 公共交通の利用が不便な環境にある高齢者などの日常生活に必要な移動手段を確保するため、タクシー事業者やスーパーマーケットと連携し、一部の地区で買物タクシーを運行します。▼198万3千円
【継】生ごみ減量を促進
 食品ロス削減のための啓発キャンペーン・イベントなどの開催や、生ごみ堆肥化容器と電気式生ごみ処理機の購入費の補助などを実施します。▼929万4千円
【継】まちあかり・ふれあい推進事業
 町内会活動費や防犯灯電気料などの一部を助成します。また、LED防犯灯の新設および平成24年から設置したLED防犯灯の交換を順次行います。▼1億6千75万1千円
【継】次世代エネルギーパークの運営
 地球温暖化やエネルギーに関する理解と関心を高め、環境意識の醸成を図るため、普段見ることのできない太陽光発電所や風力発電所などの再生可能エネルギー施設の見学会を開催します。▼372万7千円

<3>健康で安全安心に暮らせるまち

 生活の危険を回避できる十分な体制を整備し、市民が健やかな心身を保ちながら、「健康で安全安心に暮らせるまち」をめざします。

【新】新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を実施(新型コロナ)
 
▼13億6千560万3千円
【新】救急の感染症対策資機材を整備(新型コロナ)
 新型コロナウイルス患者の救急搬送に対応するため、感染防護衣などを整備するとともに、医療廃棄物の適切な処分を行います。▼476万3千円
【新】生活困窮者の自立を支援(新型コロナ)
 新型コロナウイルスの影響により生活に困窮する世帯へ、就労による自立を図るため、また、それが困難な場合には円滑に生活保護の受給につなげるために、自立支援金を支給します。▼1千106万6千円
【継】道路冠水対策
 道路冠水が頻繁に起こる地区に、センサーやカメラを含めた通信機器などを設置し、冠水状況を確認できるようにして、的確な情報伝達を行います(楢山地区ほか5か所)。▼7千154万8千円

【継】市立病院の運営費を交付
 市立病院の事業に要する経費や、今年10月の新病院開院に向けた改築費用の一部などを交付します。▼15億4千960万8千円
【継】がん検診の実施
 各種検診の実施とともに、がん検診では、引き続き自己負担の割引制度を実施します。▼2億975万8千円
【継】まん延防止対策(新型コロナ)
 新型コロナウイルスの相談窓口を設置するほか、行政検査(医師や保健所の判断で行う検査)を実施し、入院治療が必要なかたの医療費を公費で負担します。▼1億3千362万8千円

<4>家族と地域が支えあう元気なまち

 家族の絆・地域の絆・人と人との絆のもと、すべての市民が主人公として尊重され、充実した生涯を送ることができる「家族と地域が支えあう元気なまち」をめざします。

【新】にじいろあきた推進事業
 「秋田市パートナーシップ宣誓制度」を導入(3ページに記事掲載)し、性の多様性を理解するためのワークショップや啓発冊子の作成などを行います。▼112万9千円
【新】8月24日は「エイジフレンドリーシティの日」
 新たに、毎年8月24日を「エイジフレンドリーシティの日」とし、高齢になっても心豊かにいきいきと暮らせる社会をめざすため、プロモーション事業を実施します。▼286万2千円

【新】LINEなどを活用した子育て情報の発信
 新たにLINEを活用して、子育て支援やイベント開催などの情報をより効果的に発信します。▼235万1千円
【新】河辺市民サービスセンター大規模改修
 老朽化した建物の大規模改修工事を行います(事業年度は令和4 年度〜7 年度)。今年度は建物調査などを実施します。▼182万2千円

【継】障がい者などの活動を支援
 障がい児(者)やその家族、地域住民、関係諸団体などが自発的に行う活動に対して補助します。▼120万7千円
【継】結婚新生活を支援
 要件を満たす新婚世帯へ、住宅購入費や家賃などの一部を補助します。また、リフォーム費用を補助対象に追加します。▼1千511万6千円

<5>人と文化をはぐくむ 誇れるまち

 歴史や文化をいかした魅力あるまちづくりを進めるとともに、生涯にわたり学習・文化・スポーツ活動に取り組める環境の中で、誰もが目標に向かって成長し、希望に満ちた生活を送ることができる「人と文化をはぐくむ誇れるまち」をめざします。

【新】「あきた芸術劇場ミルハス」が6月に開館!
 6月に開館記念式典を行うほか、開館記念事業として、9月にグランドオープン記念特別公演、来年1月に県民・市民参加型ミュージカルを実施します。▼1千581万5千円

オープン間近!あきた芸術劇場ミルハス(裏表紙にプレイベントの記事も!)
【新】佐竹史料館の改築
 「佐竹史料館改築基本計画」に基づき、改築に向けた実施設計のほか、埋蔵文化財の発掘調査などを行います。▼2億8千534万2千円
【新】「二十歳のつどい(仮称)」を開催
 成年年齢が18歳に引き下げられることから、「新成人のつどい」の名称を変更して開催します。なお、対象はこれまでどおり20歳になるかたで、開催は1月第2日曜。▼183万円

【新】石井露月生誕150年記念事業を開催
 記念イベント開催経費を負担します。▼242万2千円
【新】小学校の安全活動を推進
 コミュニティ・スクールの枠組みで、地域住民と協議した上で、各校が地域の実情に応じた安全対策を行います。▼1千万円
【新】小・中学校のデジタル教科書を整備
 ▼1千156万3千円
【新】「第52回 全日本中学校バレーボール選手権大会」を開催
 秋田市で8月に実施される同大会の開催経費の一部を負担します。▼100万円
【新】城東中学校・桜中学校共同調理場の改修
 老朽化した同調理場の換気設備などの改修工事を行います。▼8千万9千円
【継】旧松倉家住宅(旭南)の修復整備
 県指定有形文化財「旧松倉家住宅」を継承し、一般公開などの有効活用を図るため、修復整備を行います。開館は来年3月の予定。▼9千504万6千円
昨年の羽州街道歴史まつりでの修復中の住宅の見学会
【継】学校統廃合の準備
 統合を円滑に行うために、統合を予定している学校同士での交流事業の実施や、閉校記念式典を開催するほか、保護者の負担を軽減するためのバス定期券・制服などの支給や、学校備品などの移転・整備などを行います。▼2千871万1千円

このほかにも、計画実施にあたっての新規事業をいくつかご紹介します
【新】庁内定型業務へRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入
 デジタル市役所に向けて、事務の効率化、業務時間の削減を行います。▼168万5千円
*RPA=データの入力や転記、ファイルの複製など、定型的なパソコン操作をソフトウェアのロボットにより自動化する技術のこと
【新】老朽化した職員研修棟を改修
 ▼1千650万円
【新】軽自動車税申告などの電子データ化
 軽自動車の手続きがインターネット上で一括で行えるサービスが全国で来年1月から導入されることから、軽自動車の税申告などの電子化に向けたシステム改修などを行います。▼1千58万3千円
【新】観光・文化施設入場料などのキャッシュレス決済を導入
 
▼488万6千円
【新】大森山動物園入園料のキャッシュレス決済を導入
 
▼232万1千円


©2022秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp