健康あきた市21
最終更新 2003.12.09
個人の健康は、その個人の責任で自らの健康を管理し、改善していく意識づけが重要ですが、実は健康は個人の努力だけでは達成できません。個人の健康は、地域社会と環境づくりによって支援されてこそ確保されるものです。
市民一人ひとりの健康像を実現するためには、個人の努力はもとより、行政をはじめ家庭や地域、保健・福祉・医療関係団体、マスメディアおよび企業等の協力・連携のもとに、個人を取り巻くすべての人々の協力が必要です。
たとえ一人ひとりの立場や活動が異なっていても、健康を害していても、あるいは体や心に何らかの障害があっても、それぞれが助け合いながら「健康づくり」への取り組みを積極的に支援する体制を整備します。
個人の努力のみでは健康をつくることは大変難しく限界もあります。身近な地域の仲間や組織(学校・地区町内会・民生児童委員・地区社協・地域保健推進員など)など、個人を取り巻くすべての人々の協力によって健康をつくり出していくことが大切であり、日頃からの地域の方々との関わりも重要となってきます。
また、市民参画の手法を活用して個人の健康づくりをすべての人々が支援することは、単に心や身体の健康だけではなく、様々な活動を行うことによって「仲間づくり」や「まちづくり」にもつながり、地域全体が健康社会となることにもつながります。
誰もが健康で安心して充実した生活を送ることができるように、それぞれの地域において、市民相互の支え合い・助け合いによって、共に生きる社会づくりを推進します。
市民一人ひとりの健康づくり活動を支援する環境には、人に合わせた「まちづくり」も重要な要素のひとつであり、健康づくりを推進するための機能を、まちづくりの視点に加えていくことが必要となります。
また、健康づくりで必要とする視点は、福祉・介護、育児、教育、環境・リサイクル、防災、安全など、他の地域活動への取り組みと重なり合う部分も多く(図−1)、市民生活に関する総合的な取り組みが必要となっています。
このため、秋田市では「第10次秋田市総合計画」の基本理念である「しあわせ実感 緑の健康文化都市」の実現のため、個人を取り巻く様々な関係者との協力のもと、関係部局の連携(図−2)を密にしつつ、これまで策定した保健・福祉計画や都市計画、環境計画などの各種計画と健康づくりという視点から調和をはかり、市民と行政が一体となった、「健康のまちづくり」を推進していきます。
「健康のまちづくり」の具体例 |
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生涯を健康でいきいきと過ごすためには、市民一人ひとりが、それぞれのライフステージ(年代)の健康課題を正しく理解し、よりよい状態で過ごせるように心がけることが大切です。
この計画では、各ステージに応じた健康づくり、生活習慣改善に取り組むポイントを提案し、ライフステージにあわせた適切な健康づくり運動を推進します。
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