第10次秋田市総合計画>はじめに
I 第10次秋田市総合計画について
  はじめに
 

I 第10次秋田市総合計画について


1 これまでの総合計画

 市政推進の基本となる総合計画については、昭和36年の第1次計画(「秋田市の現状と将来の展望」)策定以来、おおむね5年ごとに第8次までの見直しを行い、時代の変化に合わせて本市がめざすべき方向を定めてきました。

2 「秋田市新世紀プラン(第9次秋田市総合計画)」の総括(平成13〜14年度)

 前計画である「秋田市新世紀プラン(第9次秋田市総合計画)」は、永続的成長神話の終焉やIT革命、地方分権の進展、経済のグローバル化と規制緩和などの大きな社会変化、そしてボランティア・NPO活動など市民が直接的にその意思をまちづくりに反映させようとする新たな流れなどを受け、「まちづくり市民アンケート」の実施などにより市民意見を取り入れながら、平成13年3月に策定したものです。
 第9次総合計画では、基本理念「きらめく北の人間都市あきた」のもと、
 「環境と調和し快適に暮らす魅力あるまち」
 「豊かで夢と希望を持って生きる活力あるまち」
 「安心して健康にすごす助け合いのまち」
 「可能性を伸ばし生きがいを持てる充実のまち」
 「自ら考え主体となって参加する開かれたまち」

の5つの将来都市像を設け、施策体系を構築しました。
 計画期間は、平成13年度から22年度ですが、14年度までの成果をまとめると、概ね以下のとおりです。

(1)「環境と調和し快適に暮らす魅力あるまち」づくりでは、実現に向けた取り組みが結実した平成13年のソウル国際定期便の就航や秋田南バイパスの開通、幹線道路整備(飯島金足線追分工区の完成)、公共下水道整備(普及率が平成12年度末69.7%から平成13年度末で71.5%に)、新焼却施設(溶融施設)の完成、秋田市新エネルギービジョン策定等
(2)「豊かで夢と希望を持って生きる活力あるまち」づくりでは、インキュベータ施設「チャレンジオフィス秋田」の設置や企業誘致、中小企業金融対策事業などの産業活性化施策。チンパンジーの森など大森山動物園の施設整備や農業集落排水整備等

(3)「安心して健康にすごす助け合いのまち」づくりでは、高齢者・障害者・児童のための福祉複合施設「ウェルビューいずみ」のオープンや保育環境の向上と定員増による待機児童の解消をはかる認可外保育施設の認可、「健康あきた市21」計画策定などの福祉健康施策、救急医療体制の充実や災害や火災に備えた防災体制強化策等

(4)「可能性を伸ばし生きがいを持てる充実のまち」づくりでは、勝平小学校の改築、築山および桜児童センターの整備、学校トイレ改修などの教育環境整備、秋田ワールドゲームズ2001開催支援、図書館の祝日開館、公民館への冷房設置、そして太平山自然学習センターの整備等

(5)「自ら考え主体となって参加する開かれたまち」づくりでは、事務・事業評価システム導入、住民基本台帳ネットワークシステム構築、公募型指名競争入札導入等

3 第10次秋田市総合計画の構成

 秋田市政推進の基本となる第10次秋田市総合計画は、基本構想、基本計画、実施計画で構成しています。それぞれの役割や趣旨は次のとおりです。

(1)基本構想

 地方自治法第2条第4項に規定するものであり、秋田市において総合的かつ計画的な行政運営をはかるため定めたものです。基本理念「しあわせ実感 緑の健康文化都市」、5つの将来都市像、基本理念達成のための7つの重点テーマ、施策の大綱など秋田市行政の根幹となる事項について定めています。平成15年3月20日に「秋田市行政の基本構想」として議決されました。
地方自治法第2条第4項
 市町村は、その事務を処理するに当たつては、議会の議決を経てその地域における総合的かつ計画的な行政の運営を図るための基本構想を定め、これに即して行なうようにしなければならない。

(2)基本計画

 基本構想に定める基本理念「しあわせ実感 緑の健康文化都市」と5つの将来都市像実現のため、取り組むべき施策の内容を体系的に示すと同時に、7つの重点テーマによる施策の横断的検証を行うものです。

(3)実施計画

 基本計画で示された施策を構成する個別の事業について、その実施に向けた計画を示すものです。平成15年度から17年度までの前期と平成18年度から22年度までの後期に区分し、事業の実施予定期間を示します。
 なお、実施計画の推進にあたっては、今後の社会経済状況や市民の行政需要、財政状況等の変化に適切に対応しながら進行管理を行い、計画の実効性と弾力性を確保することが必要です。したがって、基本構想・基本計画とは別冊とし、毎年度の事業計画(予算編成)を踏まえて改訂するものとします。

4 計画期間

  総合計画を構成するすべての計画期間は、平成15年度(2003年度)から平成22年度(2010年度)までの8年間とします。

5 策定の手法と構成上の特徴

 第9次総合計画では、5つの将来都市像別の体系(分野別)に基づき施策を計画したほか、7つの重点テーマを設定し、テーマごとに分野別施策体系中の各施策を横断的に検証することにより、それぞれを有機的に連携させ、各事業に最大限の効果を発揮させようとしたところに大きな特徴がありました。
 第10次総合計画では、この第9次総合計画を土台として、まず新たな基本理念と重点テーマ、そして10項目にわたる見直しの視点を設定しました。そして、これら様々な視点から各施策を多面的に見直すことにより、直面する諸課題に的確に対応するとともに、めざす将来都市像の実現を期することとしたものです。
 なお、策定にあたっては、策定の各段階において市内の各界各層の代表からなる市政懇談会による審議を重ね、市民意向を取り入れてきました。また、市議会に対しても計画の策定過程で内容を示し、意見を取り入れてきたものです。
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