第10次秋田市総合計画

平成17年度実施計画 地域振興計画


1.地域割

中央地域 東部地域 西部地域 南部地域 北部地域 河辺地域 雄和地域
大町
旭北
旭南
川元
川尻
山王
高陽
保戸野
泉(JR線西側)
千秋
中通
南通
楢山
茨島
八橋
東通
手形
手形山
泉(JR線東側)
旭川
新藤田
濁川
添川
山内
仁別
広面
柳田
横森

桜ガ丘
桜台
下北手
太平
大平台
新屋
勝平
浜田
豊岩
下浜
牛島
卸町
大住
仁井田
御野場
御所野
四ツ小屋
上北手
山手台
寺内
外旭川
土崎
将軍野
港北
飯島
金足
下新城
上新城
岩見三内
和田
豊島
川添
種平
戸米川
大正寺

2.中央地域

(1) 地域の現状

ア 人 口(平成16年10月1日秋田市年齢別・地区別人口) 78,169人

イ 世帯数(平成16年10月1日秋田市年齢別・地区別人口) 35,697世帯

ウ 施設の状況

街区公園 41 市民農園
老人デイサービスセンター 11 在宅介護支援センター
保育所(無認可含む) 26 消防署・所
小学校 中学校
児童館(センター) 拠点公民館
体育館 12 コミュニティセンター

(2) 地域整備の基本方針

 中央地域は、行政、経済、産業等の各種機能が集積し、秋田市都市機能の中枢をなす地域ですが、モータリゼーションの進展等に伴い、都心部において空洞化が進んでいます。そのため、市民のライフスタイルの大きな流れに対応した中心市街地の活性化をはかるべくその再構築を進めるとともに、周辺部では利便性の高い居住環境の整備をはかり、新たな秋田市の顔創出をまちづくりの基本とします。
 具体的には、秋田駅周辺地区まちづくり交付金事業等を推進し、魅力あふれる都市基盤の形成をはかるとともに、多様な視点からの土地の高度利用を促進します。さらに、大町・通町地区を経て山王地区に至る連続的かつ一体性のある都市基盤整備をはかり、にぎわいと活力に満ちた都心軸を形成します。
 千秋公園については、自然と文化が調和した都心部のシンボルとして、総合的な環境整備をはかり、市民の憩いの場や観光資源として最大限活用します。
 山王地区周辺では、行政、文化、福祉施設等の公共公益施設の充実をはかるほか、八橋運動公園の再編整備を行い、景観形成等に配慮したまちづくりを進めます。 
 旭北、旭南、川尻、高陽、保戸野、八橋、泉、南通、楢山、茨島地区等の住宅地については、商工業施設等との調和をはかりつつ、良好な居住環境の形成を促進するとともに、周辺環境の整備・保全につとめます。

(3) 主な地域施設等の整備計画

・街路事業(秋田環状線外1線・築山工区)
・街路事業(外旭川新川線・八橋工区)
・秋田駅東西歩道橋西側昇降口整備事業
・秋田駅西北地区土地区画整理事業
・小中学校増改築等事業(山王中学校)
・八橋運動公園整備事業
・コミュニティセンター建設事業(保戸野地区)


3.東部地域

(1) 地域の現状

ア 人 口(平成16年10月1日秋田市年齢別・地区別人口) 66,630人

イ 世帯数(平成16年10月1日秋田市年齢別・地区別人口) 28,871世帯

ウ 施設状況

街区公園 30 市民農園
老人デイサービスセンター 13 在宅介護支援センター
保育所(無認可含む) 13 消防署・所
小学校 中学校
児童館(センター) 拠点公民館
体育施設 10 コミュニティセンター
地域センター

(2) 地域整備の基本方針

東部地域は、近年、秋田駅東地区の都市基盤整備が進むなど、急速に市街化が進んでいる地域です。今後は、秋田駅東口を中心とした高次都市基盤の整備等により都市機能の充実をはかる一方、生活道路や下水道等の整備、河川改修などにより既存住宅地の居住環境を高めます。また、豊かな自然環境を保全し、これを活かした居住性の高いまちづくりを進めます。
 秋田駅周辺については、秋田駅周辺地区まちづくり交付金事業の実施などによる基盤整備と秋田拠点センター・アルヴェによる新たな都市機能集積を進め、魅力ある都市拠点の形成をはかるとともに、秋田中央インターチェンジと都心部を直結する秋田中央道路を整備し、秋田駅東西の連絡強化と中心市街地の活性化をはかります。
 手形、旭川、東通、横森、桜、新藤田、広面地区等とこれらに連なる住宅地については、土地区画整理事業や下水道整備、道路整備などの基盤整備を充実し、居住環境の向上につとめます。
 添川、柳田、下北手など周辺の農業地域については、生産基盤の整備と農地の保全につとめ、農地と調和した居住環境の整備を進めます。
 山内、仁別、太平地区の太平山周辺の丘陵地については、社会教育、観光・レクリエーションの拠点として、太平山自然学習センターの有効活用や太平山リゾート公園の整備を進めるなど、豊かな自然を保全しながら自然と調和した整備を推進します。

(3) 主な地域施設等の整備計画

・街路事業(明田外旭川線・手形工区)
・秋田駅東拠点地区土地区画整理事業
・秋田駅東第三地区土地区画整理事業
・太平山リゾート公園整備事業
・下北手中央農業集落排水事業
・小中学校大規模改造事業(広面小)


4.西部地域

(1) 地域の現状

ア 人 口(平成16年10月1日秋田市年齢別・地区別人口) 37,161人

イ 世帯数(平成16年10月1日秋田市年齢別・地区別人口) 13,272世帯

ウ 施設の状況

街区公園 23 市民農園
老人デイサービスセンター 在宅介護支援センター
保育所(無認可含む) 消防署・所
小学校 中学校
児童館 拠点公民館
体育施設 コミュニティセンター
地域センター

(2) 地域整備の基本方針

 西部地域は、良好な住宅地とこれに隣接した商業地や工業団地を抱え、南側には山林をはじめとする豊かな自然環境を有した地域です。今後は、生活基盤や商工業基盤の整備、大規模未利用地の有効活用等により地域の活性化をはかるとともに、豊かな自然を活かした良好な居住環境を形成していきます。また、都心部や隣接地域とのアクセスを整備することにより、地域全体の生活機能の向上をはかります。
 このうち、勝平、向浜地区については、自然環境に配慮しながら住宅地、工業地の整備を進めるとともに、向浜のスポーツ施設を中心とする市街地近接型のスポーツレクリエーション空間の形成等により地域の活性化をはかります。
 新屋、浜田地区については、新屋駅前周辺に商業の集積をはかり、駐車場、イベント広場、歩道空間等、商業環境の一体的整備を促進するなど、魅力ある地域の商店街形成を促進するとともに、良好な市街地の形成をめざします。また、秋田公立美術工芸短期大学、大森山公園・動物園、浜田森林総合公園、新屋海浜公園、大川端帯状近隣公園、雄物川河川敷でのイベント等の活用により地域の活性化をはかります。
 豊岩、下浜地区については、自然環境および周辺住宅地へ配慮しながら工業団地の整備や企業誘致を進めるとともに、良好な居住環境形成のため、生活道路等の基盤整備を行い、地域の活性化をはかります。また、農地については基盤を整備し、生産性の向上をめざすとともに、その保全につとめます。

(3) 主な地域施設等の整備計画

・動物園施設整備事業
・市民の森造成事業


5.南部地域

(1) 地域の現状

ア 人 口(平成16年10月1日秋田市年齢別・地区別人口) 49,889人

イ 世帯数( 〃   ) 17,678世帯

ウ 施設状況

街区公園 25 市民農園
在宅介護支援センター 老人デイサービスセンター
介護老人福祉施設 保育所(無認可含む)
消防署・所 小学校
中学校 拠点公民館
児童館(センター) 体育施設
コミュニティセンター 地域センター

(2) 地域整備の基本方針

南部地域は、秋田新都市の整備や仁井田地区等における宅地造成により、本市において最も人口の伸びが大きな地域です。しかしながら、市全体としては、人口増加率が鈍化していることや大規模開発団地における住宅建設に遅れが生じていることから、今後は、幹線道路や生活道路、下水道等の整備、河川改修などにより既存住宅地の居住環境を高めます。また、都心部や隣接地域とのアクセス整備により、地域全体の生活機能の向上をはかります。
 御所野地区の秋田新都市では、産・学・住が調和した環境と、秋田空港や秋田自動車道とのアクセス優位性を活かし、既成市街地および隣接する河辺・雄和地域の都市機能補完に向けた整備を進めます。
 牛島、卸町地区の商業・住宅地については、中央地域と隣接する利便性の高さを活かした環境整備をはかるほか、隣接する大住、仁井田、御野場地区の住宅地についても、自然環境を活かしながら、生活基盤の充実した豊かな居住環境を整備します。
 四ツ小屋、上北手地区などの農業地域については、生産基盤を整備し、農地を保全しつつ、農地と調和した居住環境の整備を進めます。 

(3) 主な地域施設等の整備計画・

・幹線道路整備事業(南部中央線)
・河川改修事業(普通河川古川)
・農道整備事業(四ツ小屋小阿地)
・児童館等整備事業(仮称・上北手児童室)


6.北部地域

(1) 地域の現状

ア 人 口(平成15年10月1日秋田市年齢別・地区別人口) 86,168人

イ 世帯数(   〃   ) 32,092世帯

ウ 施設の状況

街区公園 34 市民農園
デイサービスセンター 10 在宅介護支援センター
保育所(無認可含む) 15 消防署・所
小学校 12 中学校
児童館(センター) 11 拠点公民館
体育施設 コミュニティセンター
地域センター

(2) 地域整備の方針

 北部地域は、重要港湾である秋田港とその後背地を擁するとともに、史跡や生活基盤の整った良質な住宅地、田園、山林等の豊かな自然環境を有するなど、多様な特性を持った地域です。そのため、地域の拠点地区である土崎地区の都市機能を高めながら、周辺地区を緑豊かな住宅地として生活基盤の整備を進めるとともに、港湾機能や中央地域との良好なアクセス等、地域の利便性を活かしたまちづくりを行います。
 このうち、土崎地区は、秋田港の後背地としての地理的条件に加え、多様な歴史的特性を活かした商店街振興やまちなみ整備をはかり、にぎわいのあるまちづくりを進めるとともに、北東アジア貿易の拠点として、さらには北部地域の拠点地区としての機能強化につとめます。
 寺内、将軍野地区については、秋田城跡を史跡公園として整備する一方、高清水公園に隣接する住宅地の良好な居住環境を保持します。
 飯島、外旭川地区については、既存市街地において、下水道や生活道路などの生活基盤の整備を進めるとともに、農地の保全につとめます。
 金足、下新城、上新城地区については、豊かな自然や大滝山自然公園等の大規模公園を市民の憩いとくつろぎの場として活用するとともに、農地の保全や生活環境の整備をはかります。

(3) 主な地域施設等の整備計画

・幹線道路整備事業(飯島金足線)
・街路事業(土崎駅前線)
・融雪施設改良事業(八幡田地下道線)
・農道整備事業(下新城槻ノ木)
・小中学校増改築等事業(秋田北中学校)
・史跡秋田城跡政庁整備事業

7.河辺地域

(1) 地域の現状

ア 人 口(平成16年10月1日秋田市年齢別・地区別人口資料編) 10,335人

イ 世帯数(平成16年10月1日秋田市年齢別・地区別人口資料編) 3,154世帯

ウ 施設の状況

在宅介護支援センター 老人デイサービスセンター
保育所(無認可含む) 消防署・所
小学校 中学校
拠点公民館 児童館(センター)
体育施設 コミュニティセンター

(2) 地域整備の方針

 河辺地域は、太平山の豊かな緑や清らかなせせらぎといった自然資源、さらには空港や高速道路、国道13号、JR和田駅等の交通の利便性に恵まれていることから、こうした地域特性を活かした観光や産業の振興をはかります。また、基幹産業である農業に関して、生産性の向上と産地間競争時代への対応をはかるとともに、都市と農村の交流、農業関連産業の起業化を推進します。さらに、都市部とのアクセス向上に加え、上下水道や道路等の生活基盤、情報通信網の整備による良好な居住環境の創出につとめるとともに、和田地区に地域の中心としての機能を集積しながら職住近接による地域活性化をはかり、豊かな自然と生活の利便性を十分に享受できる、安らぎと緑のある快適な地域づくりを進めます。
 岩見三内地区については、太平山県立自然公園をはじめとして、観光秋田30景、新観光秋田30景にも選定される豊かな自然資源に恵まれていることから、これらを有効に活用し、市民や観光客が気軽に自然に親しめる空間「せせらぎの郷かわべ」の形成をはかります。また、ユフォーレ、岩見温泉等の温泉施設と生涯スポーツ施設「スポパークかわべ」を有機的に連携させ、通年観光の促進につとめます。さらに、岩見三内地区から都心部へのアクセス向上や隣接する東部地域との連携をはかるとともに、農業集落排水事業等により生活基盤の整備を推進し、環境保全と居住環境の向上につとめます。
 和田、豊島地区については、JR和田駅や秋田空港インターチェンジ、四車線化が進む国道13号があるほか、南部地域から秋田空港までのアクセス道路も順調に整備が進んでいることから、これらの恵まれた交通利便性を十分に活かし、河辺地域の基幹産業である農業の振興に加え、商業活動の見直しや七曲臨空港工業団地への企業誘致の推進などを積極的に推進します。また、隣接する雄和地域の川添地区や南部地域と連携をはかるとともに、都心部との交通アクセスの利便性を活かし、JR和田駅周辺を中心とした地域づくりを推進します。

(3) 主な地域施設等の整備計画

・道路改良事業(和田松渕線)
・岩見三内地区統合簡易水道事業
・北野田公園(仮称)整備事業
・岩見農業集落排水事業
・小中学校増改築事業(岩見三内小学校)
・小中学校大規模改造事業(戸島小学校)

8.雄和地域

(1) 地域の現状

ア 人 口(平成16年10月1日秋田市年齢別・地区別人口資料編) 7,891人

イ 世帯数(      〃         ) 2,125世帯

ウ 施設の状況

市民農園 老人デイサービスセンター
在宅介護支援センター 保育所(無認可含む)
消防署・所 小学校
中学校 児童館(センター)
拠点公民館 体育施設

(2) 地域整備の方針

 雄和地域は、秋田空港や隣接する空港インターチェンジなど、高速大量輸送時代の核となる交通結節点を有していることから、その有効活用をはかるとともに、国際教養大学や県立中央公園などの地域資源を最大限に活用し、特色あるスポーツ・文化振興や国際交流・国際理解活動を促進します。また、優良農地の保全や生産基盤の整備による都市近郊型農業振興、都市と農村の交流事業、グリーン・ツーリズム事業を積極的に進めます。さらに、都心部とのアクセス向上に加え、上下水道や道路等の生活基盤、情報通信網の整備による良好な居住環境の創出につとめ、豊かな自然や田園と共生した快適で利便性の高い地域づくりを進めます。
 具体的には、川添地区については、地域の中心としての機能集積が見られることから、雄和地域における拠点として、隣接する河辺地域の和田、豊島地区や西部地域、南部地域と連携した地域づくりを進めていきます。特に、都心への距離的・時間的優位性を活かすほか、優れた自然環境や景観の維持・保全につとめながら居住環境を整備するとともに、臨空港地区という特性を活かした企業誘致を進めます。
 種平、戸米川地区については、秋田県農業試験場が立地するという特性を活かしながら、先進的農業の育成につとめます。また、高尾山や種沢りんご園など、豊富な観光資源を整備・活用し、糠塚華の里や県立中央公園、雄和ふるさと温泉ユアシスなどと一体的な観光ルートを確立し、都市部の住民に癒し・憩いの場を提供しながら、交流促進をはかります。
 大正寺地区は、自然豊かな雄和地域のサブタウンとして、生活道路の整備や農業集落排水事業を進めるなど、さらなる居住環境の向上につとめます。また、温泉資源を活用し、健康増進や生きがい活動支援などの拠点づくりをはかるほか、秋田市の都心部、本荘・由利地域、大曲・仙北地域の中間点に位置するという立地特性を活かして、幹線道路の整備等を促進します。 

(3) 主な地域施設等の整備計画

・華の里施設整備事業
・種平農業集落排水事業
・スーパー農園整備事業
・小中学校増改築事業(雄和中学校)
・小中学校大規模改造事業(川添小学校)


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