※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2018年3月16日号

先人が残してくれた(12)


佐竹 曙山(しょざん)

寛延元年-天明5年(1748-1785)
江戸浜町藩邸生まれ

 秋田藩8代藩主で、本名は義敦、曙山は雅号。若くして藩主となり藩政を執り行う一方、平賀源内から洋画法を習った角館出身の秋田藩士・小田野直武とともに“秋田蘭画”を創出しました。
 当時は鎖国下にあり、洋画法を学ぶには情報が少なく、そのため従来の東洋画の技法をベースに、洋画の陰影法と遠近法を取り入れるなど、東西の技法を折衷して、「湖山風景図」「松に唐鳥図」など、独特な作品を生み出しています。
 また、「画法綱領」「画図理解」など、日本最初とも言われる西洋画論を著し、後の日本洋画に多大な影響を与えることとなりました。

*参考資料「図説 秋田市の歴史」

文書法制課ホームページに「秋田市の先人」を掲載しています。
http://www.city.akita.akita.jp/city/gn/dc/hs/senjin/senjin.htm

*このシリーズは今回で終了します


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