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第2節 貿易の振興 |
現状と課題 |
秋田港では、平成7年に韓国・釜山港との外貿定期コンテナ便(*39)が就航以来、釜山便の増便、ロシア・ポシェット便(*181)の就航など、物流ルートが充実するとともに、ガントリークレーン(*47)などの港湾関連施設が整備され、貿易に関する環境が整いつつあります。 秋田港におけるコンテナ貨物に関しては、景気低迷などの影響により一時的に取扱量が落ち込んだものの、全般的には順調に取扱量を伸ばしてきており、東北を代表する貿易港の一つとなっています。 その一方、地方港への外貿定期コンテナ便就航の動きは、拡張一途から整理・統合へと方向転換されてきており、地方港間、あるいは主要港との競争が激しくなってきています。 今後は、航路の充実や貿易関連施設等の整備を一層促進し、市内外の企業に対して秋田港の利用を働きかけ、対岸諸国を主とする海外との経済交流を支援し、貿易の積極的促進につとめることが必要となっています。 |
基本方針 |
運輸基盤を有効活用しながら、本市産業を活性化していくため、秋田市貿易振興ビジョン(*18)に基づき、港湾関連施設等の整備促進、航路の充実、貿易関連企業の拡大・育成やポートセールスの強化等をはかり、貿易の振興につとめます。 |
主な施策 |
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1.港湾関連施設等の整備促進 |
秋田港の利便性向上をはかるため、民間による貿易のための港湾関連施設整備を支援するほか、制度融資(*114)により関連設備投資を促進します。また、高速道路ICとのアクセス道路整備を促進します。 | |
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2.航路の充実 |
既存航路の利便性向上につとめるほか、本市産業界のニーズに対応し、必要に応じて県や関係機関とともに新規航路の誘致活動を展開します。 | |
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3.貿易関連企業の拡大・育成 |
商社的機能を有する市内企業について、その機能向上を支援するほか、日本貿易振興会(*164)秋田貿易情報センター(ジェトロ秋田)への支援を通じ、貿易関連情報の収集・提供機能を強化することで、市内企業の貿易参入を促進します。また、輸出入ビジネスに参考となる研修会の開催等により、貿易関連企業の育成につとめます。 | |
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4.ポートセールスの強化 |
貿易での秋田港利用をすすめるため、市内外の企業に対して、個別訪問等により利用拡大を働きかけるほか、秋田港国際化荷主協議会(*6)等が行う、国内外におけるポートセールスや商談会へ積極的に参加するとともに、その活動を支援します。 | |
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5.経済交流の推進 |
対岸諸国をはじめとした、海外諸地域との経済交流を促進し、中・長期的な視点からの貿易の拡大をめざします。 | |
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6.国際定期航空便の貨物利用促進 |
秋田とソウル間の定期航空路線について、韓国を始めとした諸外国との貿易上有効な人流の円滑化に大いに期待する一方、県や関係団体と連携を図りながら、その貨物利用の可能性を調査・研究するとともに、本市産業界のニーズに対応し、必要に応じて貨物専用機の誘致活動を展開します。 |
重点テーマからの視点 |
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経済のグローバリゼーションが進展する中、市内企業の貿易参入を促進するとともに、経済情勢の変化に対応できる人材の育成をはかります。 |
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関連事業者がITを貿易活動の生産性向上へ生かせるよう、支援を検討します。 |
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