2000年
|
![]() |
広報課にメール |
![]() |
秋田市トップ |
![]() |
広報あきたオンライン |
![]() |
5月26日号トップ |
![]() |
前の記事に戻る |
![]() |
次の記事に進む |
民間で全く同じようにできることは、できるだけ民間で行うべきじゃないかな、と考えるからなんだ。税金でまかなわれる行政の仕事は、民間で手がけることができない非営利的な市民サービスに限るべきだよね。民間では採算のとれないような部門で、きめ細かな市民サービスを提供することが、行政本来の役割だと思うんだ。
市民のみなさんにとっては、経営が公営だろうと、民営だろうと、ガスがより安く、安全、安定的に供給されることが一番だよね。ガスの民間移管はこれからのガス事業を考え、料金の安定や供給体制の合理化をめざすものだから、市民サービス向上のための改革なんだよ。
いま、市ガス局と東部ガスの供給区域は上の図のようになっていて、市ガスが二万五千戸、東部ガスが六万四千戸に供給しているんだ。ひとつの市のなかに、公営と民営の二つのガス会社があるのは、全国でも珍しいことなんだ。隣接している地域だから、一つの会社でまとめて供給したほうが効率的なんだよね。
平均的な家庭の場合、市ガスのほうが月に百円ほど高く、同じ市内で少し不平等になっているんだ。今後、熱量変更事業(注)によってガスの種類が統一されコスト競争にさらされれば、規模の小さい市ガスの経営はさらに厳しくなる。東部ガスとの料金格差が大きくなり、供給している地区のために公費負担が必要、なんてことにもなりかねないんだ。
東部ガスにとっては、市営ガスの取得や設備の統合などで一時的に経費がかさむけど、将来的には供給区域や企業規模の拡大により経営の合理化が進み、料金も安くなる可能性が高いんだ。市民のみなさんの負担増もないってわけさ。
熱量変更を行うまでは、今のガス器具をそのまま使えるんだよ。平成十五年末までに行う熱量変更の際は、東部ガスがガス器具の調整や交換をしてくれるので心配いらないんだ。器具は、熱量変更によって全国どこでも同じものを使えるようになるから、かえって今より安くなるんじゃないかな。
全国どこでも同じ高カロリーガスを使えるように、供給施設や家庭のガス器具を調整する事業。いま全国的にこの作業が行われており、東部ガスの供給区域ではすでに熱量変更を終えています。市営ガス供給区域では、移管後に東部ガスが実施した場合、平成15年末までに終了する予定です。
![]() |
Copyright (C) 2000秋田県秋田市(Akita City
, Akita , Japan) All Rights Reserved. |
|