2000年
7月28日号



2000年国連軍縮秋田会議

21世紀の軍縮と国連:その戦略と行動
日時:8月22日(火)〜25日(金)の4日間
会場:秋田キャッスルホテル放光の間

平和を秋田から世界へ

 日本最後の空襲被災地である秋田市で、この夏、国連軍縮局および国連アジア太平洋平和軍縮センター主催の「2000年国連軍縮秋田会議」が開催されます。世界各国の大使や専門家など約70人が秋田市に集まり、「21世紀の軍縮と国連:その戦略と行動」をテーマに話し合います。
 核や通常兵器の問題を中心に4日間にわたり議論し、平和の願いを秋田から全世界に発信する国際会議です。市民のみなさんもお気軽にご参加ください。一般聴講者には同時通訳レシーバーをお貸しします。

  
聴講日時間会議名テーマ主な議題
※印は下にミニ用語解説
8月22日(火)10:00〜11:00開会式  
11:20〜15:30全体会議1「平和と安全保障のための戦略」1 将来の展望と挑戦
2 国連の役割
15:45〜17:30全体会議2「北東アジアの平和と安全保障に向けた新たなアプローチ」1 朝鮮半島
8月23日(水)9:30〜12:30全体会議3「核の危機の排除」1 2000年NPT再検討会議および将来の課題※
2 軍縮会議※
3 核兵器保有国の役割
14:00〜17:00シンポジウム「次世代につなぐ世界平和」 
8月24日(木)9:30〜13:00全体会議3「核の危機の排除」(継続) 
14:30〜17:00全体会議4「通常兵器」1 通常兵器軍備登録制度※
2 地域からのアプローチ
8月25日(金)10:00〜11:30全体会議5「総括」 

会議の進行上、時間は変更になることがあります  

23日(水)には軍縮がわかるシンポジウム

 「次世代につなぐ世界平和」をテーマに、軍縮や世界平和について一緒に考えるシンポジウムです。
 ゆめ秋田21の中学生たちが、世界へ向けて平和を呼びかける熱いメッセージ。さらに「軍縮会議クエスチョン・タイム」を設け、軍縮会議に関する疑問や質問に、明石康さんなどがわかりやすくお答えします。

 

一般聴講者を募集 8月8日(火)まで往復はがきで

 開会式、全体会議、シンポジウムとも、各日、それぞれ100人のかたが一般聴講できます。聴講日と会議名を指定してお申し込みください。同時通訳レシーバーをお貸ししますので、日本語でお聞きいただけます。
●申し込み
 往復はがきに、上の表を参考に聴講希望日・会議名(複数可)、住所、氏名、職業、電話番号を書いて、8月8日(火)(消印有効)まで、〒010-8560 秋田市役所企画調整課内 国連軍縮秋田会議運営協議会事務局まで。はがき1枚につき1人の入場とします。応募者多数の場合は抽選で決めます。
    ●問い合わせ 同事務局 TEL(866)2033

 

●「国連軍縮会議」ってなに?

 国連総会やジュネーブ軍縮会議など政府代表で構成される軍縮会議とは異なり、各国の大使、専門家、議員、マスコミ関係者、学者などが個人の立場で参加し、自由に議論する会議です。平成元年(1989)に京都市で開催されたのが始まりで、以来、広島、長崎、仙台、札幌などで毎年開かれています。
 軍縮をめぐる国際世論の形成と軍縮交渉の促進に貢献するとともに、アジア太平洋地域での対話促進に大きな役割を果たしてきました。

 

ミニ用語解説

●NPT(核拡散防止条約)
 核兵器保有国の増加防止を目的とする条約。非核保有国による核兵器の取得、核保有国から非核保有国への核兵器や核兵器生産技術の移転を禁止するとともに、核兵器国による核軍縮交渉義務を定める条約。1968年調印、70年発効(日本は76年に批准)
●軍縮会議
 ジュネーブ軍縮会議ともいう。国連や他の国際機関から独立した多数国間軍縮交渉機関で、化学兵器禁止条約などの軍縮条約、協定をつくる場。66か国が参加
●通常兵器
 核兵器、生物・化学兵器などの大量破壊兵器以外の兵器
●通常兵器軍備登録制度
 通常兵器の国際移転を把握するため、戦車・戦闘用航空機など7種類の兵器の輸出入の実態を、国連に報告する制度  

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