2000年
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平成12年度秋田市文化章と文化功績章の受章者が決まりました。秋田市文化章は昭和26年に制定され、学術・芸術・産業・体育などの各分野で、長年にわたり市の発展に大きく貢献したかたに贈られるものです。
また、文化功績章は市の文化行政に貢献したかたに贈られます。これまでの受章者は、文化章が216人・8団体、文化功績章が9人・2団体となりました。
表彰式は、11月2日(木)午前10時から、文化会館で行います。
●問い合わせ 文化課 TEL(866)2246
13歳から柔道の道に志し、国体連続13回出場、全国鉄柔道大会個人優勝5連覇など多くの大会で優秀な成績をおさめました。また、秋田県警師、秋鉄局柔道部監督など、指導者として多くの名選手を育てました。昭和45年からは柔道場を開設、青少年の健全育成に貢献しています。柔道8段。
「社会に出てからも通用する人間を育てることが信念です。柔道によって培われたたくましい心身は、生涯を通じて大切なものとなります。自分がこれまで貫いてきた、礼儀や伝統を重んじる柔道を子どもたちにも伝えていきたいと思います」
昭和25年、表千家茶道に入門。県茶道連盟理事、表千家同門会副支部長・県支部参与として、茶道の普及・発展に貢献しました。合同茶会やチャリティー茶会、家元を迎えての東北献茶祭など文化事業の推進に尽力しています。
「400年にわたる表千家の歴史を伝承していく責任を常に意識しています。茶道の魅力は、道具や作法を通して、季節の移ろい、ものの価値観を見いだせることです。『お茶』という伝統的な文化に触れる時間が、日常生活の潤いになってくれたらうれしいですね」
昭和25年歌誌「寒流」に入会、平成5年からは同誌の編集発行人をつとめる一方、「さきがけ歌壇」の選者、「あきた文化デザイン会議」の講師など、秋田を代表する歌人として活躍しています。また、秋田市歌人協会、秋田県歌人懇話会会長として、全県的に短歌の振興に貢献しました。
「秋田の人がつくる歌は、秋田の風土を表現した作品が多いのが特徴。豊かな自然の中で暮らす人間の心の動きがうまく歌に詠まれています。今後の課題は若い人にも関心を持ってもらうこと。若いエネルギーを歌にしたためてほしいものです」
江戸時代の紀行家・菅江真澄の研究家として活躍しています。秋田を深く愛した真澄の著作や旅の足跡について、長年調査・研究し、多くの著作、論文を発表しました。
「博物学者や医者、様々な顔を持つ真澄の人間像に興味はつきません。真澄は東北を旅しながら、厳しい環境で助け合って生活する人々を、本当の人間の姿であると考えていたようです。真澄ほど秋田を歩き、庶民の生活を書き残した人物はいません。その人生を解き明かし、わかりやすくみなさんに伝えていけたらと考えています」
秋田市土崎港出身。書道界の最高賞といわれる毎日書道展文部大臣賞や、日本美術展覧会特選など輝かしい受賞歴を持ち、昭和・平成を代表する書家として国際的に活躍しています。
また、秋田でも書道の講習会を開き、市の書道関係者と交流を深めているほか、千秋美術館、土崎図書館、土崎支所に多くの作品を寄贈しました。
秋田に対する強い郷土愛で幅広い支援を重ね、市の文化発展に貢献されました。
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