2001年
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このほど、山内字田中にある補陀寺本堂が市文化財に指定されました。補陀寺は、貞和5年(1349)に建立されたと考えられる県内最古の曹洞宗寺院。かつて秋田を治めた安東氏の菩提寺ともいわれています。
現在の本堂は安永7年(1778)に建築され、当初は寄棟造茅葺(よせむねづくりかやぶき)の屋根でしたが、昭和59年、入母屋造(いりもづくり)銅板葺の屋根に改造されました。屋根回りや天井、柱などの造りも重々しく、各所に施された彫刻や墨絵などからも中核寺院の格式を感じさせる古風な様式を伝えています。間取りは、天徳寺本堂に次ぐ広さで、すでに市の文化財に指定されている山門とともに歴史的価値の高い建物といえます。夏にはホタルの名所としても知られ、四季折々の美しさが楽しめる文化財です。
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