※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2012年7月6日号

震災がれきの試験溶融で安全性を確認

6月議会で受け入れを表明しました


 東日本大震災で発生した岩手県野田村のがれきの試験溶融を5月19日から22日に総合環境センターで行いました。放射性セシウム濃度などの測定結果で、広報あきた6月15日号で判明していなかった項目の数値は、5月29日の事後調査を含め、すべて問題ありませんでした。この結果を受け、市では、6月市議会においてがれきの受け入れを表明しました。

放射性セシウム(134、137)濃度

●排ガス、飛灰、スラグ、メタル、土壌

※1 国の埋め立て基準濃度は8,000ベクレル/kg以下、スラグとメタルの安全の目安は100ベクレル/kg以下
※2 秋田市の土壌の放射性セシウム濃度は25〜29.5ベクレル/kg(H20〜H23)。秋田県の水田土壌の放射性セシウム濃度は3.6〜28ベクレル/kg(H24)

●排水、地下水、河川水(検査日5月29日)
高度排水処理施設放流水(※1)、末端放流水(※2)、排水処理施設付近の地下水、末端放流水溝付近の地下水、
岩見川の水(上流、下流)、岩見川川底(上流、放流口)、岩見川川底(下流)→不検出
無機排水処理施設放流水(※3)→8.9ベクレル/kg(※4)
※1…埋め立て地から出てきた水を処理したもの
※2…環境センターから岩見川へ流す水を合流したもの
※3…飛灰を洗った後、重金属や塩類を除去したもの
※4…8.9ベクレル/kgでも、国の安全目安の12%程度

アスベスト

単位:本/リットル

*目安値として10を超えないこと。
*幾何平均(数値の積の平方根)は、測定値が不検出の場合は検出下限値で算出。

ポリ塩化ビフェニル(PCB)

末端放流水を5月22日に検査
→測定値0.0005mg/リットル未満 *基準値0.003mg/リットル

ダイオキシン類



●問い合わせ
 今後のがれき受け入れ方針について…環境都市推進課tel(863)6632
 試験溶融について…総合環境センターtel(839)4816
 http://www.city.akita.akita.jp/city/ev/cp/saigaihaikibutu.htm


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