※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2012年12月21日号

人にも 地球にも やさしいあきたをめざして

コンポスター

実践して実感!家庭内のごみ減量


 コンポスターは、穴を掘った地面の上に底が空いた容器(上の写真)を設置し、土の中の微生物の働きを利用して生ごみを堆肥にする仕組みです。コンポスターを上手に活用して、家庭内でのごみ減量に役立てましょう。

「ごみ出しが週2回から1回に減りました」


“ごみ減量モニター”を体験した 金 登さん・てる子さん(泉)

 市では、「生ごみ減量モニター(※)」に登録したみなさんから意見を伺い、ホームページなどで紹介しています。
 元々ごみ減量に関心があった金さんが、モニターに登録したのは1年半前。同時にコンポスター2基を自宅の庭に置いてその効果をチェックすることに。「二人暮らしということもあり生ごみの量も少なく、堆肥にするには結構手間と時間がかかるんです」と金さん。それでも発酵を促す自家製の“EMぼかし”を使うなど、工夫して取り組んでいます。
 また、コンポスターを使い始めたことで、意識して生ごみを分別するようになり、有料化前からすでに、ごみ出し回数が週2回から1回へ。さらに、「もっとごみを減量して、ごみ出しを減らしたい」とこれからの目標もしっかりしています。
 コンポスターは一つのきっかけ。大切なのは、日常生活の中で「ごみ減量を意識すること」と金さんからのアドバイス。実践しているからこそうなずける一言でした。

ここがポイント!コンポスター
冬場は生ごみが凍らないよう水分調整は十分に

■冬も夏と同様に水分調整が重要です。水分が多いと生ごみが凍ってしまうことがあります。生ごみは十分に水を絞り、小さく切ってコンポスターに入れましょう
■水分が多い場合は、乾いた土や落ち葉を一緒に入れて調整しましょう
■生ごみだけでは腐敗の原因になります。ごみ投入時に微生物の栄養源となる発酵促進剤(ホームセンターなどで販売)を入れて堆肥化を促進させましょう
■発酵が進んでいるとそれによって生じる熱でコンポスター周りの雪が溶けるので、確認の目安にしましょう
■コンポスターのふたが凍る場合は、発酵が進んでいないと考えられます。乾いた土や発酵促進剤を多めに入れて、スコップなどでよくかき混ぜて発酵を促しましょう

コンポスターに入れてはいけないもの

堆肥に向かないもの…塩分を多く含むもの(漬物、塩辛)、腐ってしまった生ごみなど
分解に時間がかかるもの…たまねぎの茶色い皮など
堆肥にならないもの…ビニール袋、ラップ、アルミ容器、アルミ箔、たばこの吸い殻、鶏・豚・牛肉類の骨、梅干しの種や果物の固い種、新聞紙、割りばし、紙おむつなど

コンポスターの
購入費用を半額補助

●申請は12月28日(金)まで
 市では、コンポスター購入費用の半額を補助しています。補助の上限は1基につき3千円、1世帯で2基分まで申請することができます。
 今年度の申請は12月28日(金)までとなっています。ご希望のかたは、購入前に下記の窓口でお申し込みください。申請には印鑑が必要ですので忘れずにお持ちください。

●申請窓口
 環境都市推進課、市民相談センター(市役所1階)、北部・西部・河辺・雄和の各市民サービスセンター、岩見三内・大正寺の各連絡所、各地域センター
*環境都市推進課(〒011-0904寺内蛭根三丁目24-3)へ郵送で申請することもできます。12月31日(月)の消印有効。
*申請書はホームページからもダウンロードできます。
 
●問い合わせ 環境都市推進課 tel(866)2943

家庭系ごみ有料化以降、排出量が減少しました

 7月に家庭系ごみの有料化が始まってから5か月が経過しました。今年4月から6月にかけては、「爆弾低気圧」の被害によって出たごみや、有料化になる直前の駆け込み排出の影響で、各月とも前年よりごみの排出量が多くなりました。
 有料化以降はみなさんのご協力もあり、前年と比べ5か月連続でごみの排出量が減少しています。

●家庭系ごみの排出量の推移

一人1日当たりの減量目標まであと64グラム!

 秋田市の一人1日当たりのごみ減量目標は、平成11年度の排出量から10%減らした556グラムです。11月末現在の排出量は620グラムで、目標まであと64グラム。日常生活の中で「生ごみの水切り」「雑がみの分別」など、今一度ごみ減量の徹底にご協力をお願いします。

●一人1日当たりの家庭系ごみの累計排出量


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