※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2016年8月5日号

「秋田市の先人」の功績をシリーズで紹介します

先人がのこしてくれた…(1)


小場 恒吉(おば つねきち)

明治11年-昭和33年
(1878-1958)

亀ノ丁堀反町
(中通五丁目)生まれ

 紋様学の先駆者として、全国に名を馳せた小場恒吉は、秋田市の市章の考案者です。
 藩政時代の久保田城があった「矢留の森」(千秋公園)の「矢留」の形と、秋田市の「田」の字を表したこのデザイン(右図)は、市制施行40周年にあたる昭和3(1928)年に市章として制定されました。日本画の大家とされた平福百穂(角館出身)から、当時、「申分なき出来と存じ候」と評価されたとの逸話も残っています。
 小場はその生涯を紋様の研究に捧げ、歴史的文化財の紋様の模写などを行ったほか、秋田工業高校の校章デザインも手がけました。
文書法制課ホームページに「秋田市の先人」を掲載しています。
http://www.city.akita.akita.jp/city/gn/dc/hs/senjin/senjin.htm


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