※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2018年2月2日号

先人が残してくれた…(11)


井口 阿くり(いのくち あくり)

明治3年-昭和6年(1871-1931)
南通亀の町生まれ

 井口は、「日本女子体育の母」と呼ばれた教育者です。秋田県女子師範学校を経て、明治25年に東京女子高等師範学校を主席で卒業すると、同校附属小学校の教員や私立高校の教頭を経て、明治32年に女子体育研究のため、アメリカへ渡ります。
 留学先のアメリカでは体育理論や実技を習得し、帰国後は女子体育の指導者養成にあたりました。明治37年、文部省の体操及遊戯取調委員となり、“スウェーデン体操”と呼ばれる運動を実践・指導し、日本の女子体育を定着させました。

スウェーデン体操=19世紀初頭、スウェーデンの学者・リングが、身体各部・機能の調和した発達を図るために考案した体操

文書法制課ホームページに「秋田市の先人」を掲載しています。http://www.city.akita.akita.jp/city/gn/dc/hs/senjin/senjin.htm

*「秋田市の先人」の功績をシリーズで紹介(不定期)


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