最終更新日 2004.9.2
 |
前日の前夜祭の余韻覚めやらぬ８月１日（日）、新しい秋田の顔ともいうべき拠点センターアルヴェのきらめき広場において、秋田市建都４００年記念式典がとりおこなわれました。 会場には、国内外の姉妹都市の代表をはじめとする約６００名のゲストのほか、会場に訪れた多くの市民のみなさんに見守られ、この歴史的節目を祝うことが出来ました。 ステージでは、４００年の歴史を音楽と映像、ダンスで表現したミュージカルや記念プレートセレモニー、そして秋田の輝かしい未来を象徴する子供たちによる躍動感あふれる郷土芸能などが披露され、新たな歴史の幕開けを告げました。 プログラム→ 見開き(PDF:454KB) 表紙（表裏）(PDF:292KB) |
 |
本日ここに、秋田市建都４００年記念式典を挙行するにあたり、一言ご挨拶申しあげます。 来賓各位、また、市民の皆様におかれましては、公私何かとご多忙のところ、多数ご臨席を賜りましたことに厚くお礼申しあげます。特に、国内外の友好・姉妹都市、常陸有縁町村の皆様につきましては、酷暑の折、遠路はるばるお越しいただきましたことを、心より感謝申しあげます。 本年、平成１６年、西暦２００４年は、初代秋田藩主である佐竹義宣公が常陸国から国替えとなった後、１６０４年に、現在の千秋公園に久保田城を築き居城とした年から数えてちょうど４００年目の年にあたります。４００年という長い年月は、この地に素晴らしい文化や伝統を根付かせるとともに、近代都市としてのめざましい発展をもたらしました。これは先人によるたゆみない努力と情熱の賜に他ならず、このまちに暮らす一人の市民として、深い畏敬の念を抱いているところであります。 |
この秋田拠点センター「アルヴェ」は、７月にオープンしたばかりの公共・民間複合施設でありますが、まさに未来に向けて飛躍を遂げようとしている秋田市のランドマークであり、この式典を挙行する会場としてふさわしい場所であると考えております。
古い文献を紐解きますと、４００年前、この場所は荒涼たる沼地であったとの記録が残されております。本日、この壇上に立ち、改めてかつての先人が眺めた情景と成熟した都市の風格を漂わせる現在の姿に思いを馳せ、歴史の深さと重みを肌で感じているところであります。また、この歴史的節目と時期を同じくして、河辺・雄和両町との合併がこの度正式に決まり、明年１月には文字どおり新しいまちの歴史の第一歩を踏み出すことになりましたことを、この場を借りて改めてご報告申しあげます。
さて、この建都４００年を記念した事業については、２年前の平成１４年に、学識経験者をはじめ、企業や文化団体、マスコミ関係者など、各界各層の代表で構成する実行委員会を設置し、実施計画の策定および事業の推進を図ってまいりました。
記念事業は、基本理念を「歴史を想い、今日を祝い、未来へ遺す」とし、悠久の歴史を振り返り、今日のまちに活力を創出するとともに、秋田市発展の新たな出発を期することを目的として種々の事業やイベントに取り組んでまいりました。
事業全体を行政のみが実施するのではなく、市民参加を第一義に企画段階からの参画や事業運営を市民と協働で行ってまいりました。本市市政運営の基本姿勢である「市民協働」を文字通り象徴する姿であり、今後の方向性を指し示す姿と受け止めております。
私たちは、「まちづくり」というかつての先人と同じテーマに向き合いつつも、「少子高齢化社会の進行」や「地方分権の進展」、「景気低迷」など、地方中核都市として多くの課題に直面しております。
また、世界に目を向けますと、国際紛争などに象徴される不安定な情勢や地球温暖化、そして経済構造のボーダーレス化など、地方自治体としてもこの大きな波に飲み込まれてしまいそうな転換点に立っているところであります。
私は、建都４００年の意義は、ただ過去を懐かしみ、顧みるのみにとどまらず、来るべき時代、それを担う世代に明るい未来を切り開く強い意志を継承することが肝要であると考えております。４００年という時の流れを経て、その歩みと歴史の蓄積を今一度検証し、将来に向けた力強い発展につなげる機会とすることをここに誓うものであります。
最後になりますが、今日まで、まちの発展のために熱意を持ち、たゆまぬ努力をされました先人および先輩各位、そして今日ここに暮らす市民の皆様の御協力に対し、改めて深い敬意と感謝を表するとともに、この歴史的節目を新たな歴史の創造へ向けた出発点とし、皆様とともに「しあわせ実感 緑の健康文化都市」を実現してまいりたいと考えておりますので、なお一層のご指導とご協力を賜りますようお願い申しあげ、あいさつといたします。
 |
 |
 |
| 第１部「歴史を想うステージ」ミュージカル | 第２部 「今日を祝うステージ」セレモニー | 第３部 「未来へ遺すステージ」ヤートセ踊り |
 |
Copyright (C)2004秋田県秋田市(Akita City , Akita ,
Japan) All Rights Reserved. |
|
| webmaster@city.akita.akita.jp | ||