第8節 環境の保全と新エネルギーの活用 |
現状と課題 |
現在、地球温暖化やオゾン層の破壊、酸性雨などの地球環境問題(*130)や環境ホルモン(*44)の問題などが人類の将来に影響を及ぼしつつあり、ますますその深刻さを増してきています。 秋田市は、「人にも地球にもやさしいあきた」をめざし、秋田市環境基本条例(*9)を設置したところです。市民が、健康で安全かつ快適な生活を営むことのできる恵み豊かな環境を確保し、将来の市民に引き継いでいくことができるように、現在の経済社会システムや生活様式を見直すなど、市民、事業者、行政のすべてが参加・協力し、環境へ負荷の少ない持続可能な社会(*88)に変えていく努力が必要です。 |
基本方針 |
安全かつ快適で豊かな生活環境を未来に引き継ぐため、秋田市環境基本計画(*8)に基づき、市民や事業者とともに、地域はもとよりグローバルな視点で環境保全に取り組む意識の醸成と社会システムの構築を促進しながら、環境基本計画に定める目標を達成するため、大気・水質等に関する調査・指導体制を充実します。また、省エネルギーを促進するとともに、自然エネルギーやリサイクル型エネルギーなど環境に優しい新エネルギーの活用を推進します。 |
主な施策 |
1.環境基本計画の推進 | |
持続可能な社会の構築をめざし、環境と調和した経済社会システムやライフスタイルへの転換および環境に配慮したまちづくりの方向などを示した環境基本計画の着実な推進をはかります。そのため、計画の推進体制を整えるほか、社会教育や学校教育における環境教育・学習の推進をはじめ、市民や事業者が行う環境保全活動への支援、環境配慮対策の推進などにつとめます。 | |
2.環境保全体制の充実 | |
(1) 大気環境の保全 大気環境の現況把握につとめ、固定発生源である工場・事業場や移動発生源である自動車排ガスの監視・指導体制の充実につとめます。 (2) 水環境の保全 水環境の現況把握につとめ、発生源となる工場・事業場の監視・指導体制の充実とともに生活排水対策の充実により水環境の保全をはかります。 (3) その他生活環境の保全 騒音、振動、悪臭、ダイオキシン類、環境ホルモン等についての現況把握につとめ、発生源となる工場・事業場の監視・指導体制の充実やその他生活環境の保全対策につとめます。 (4) 公害防止または環境保全協定の締結 環境への影響が大きい事業実施に際しては、事前に環境への影響について把握し、必要に応じて公害防止または環境保全協定を締結し、公害等の未然防止につとめます。 |
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3.新エネルギーの活用推進 | |
石油等の限りあるエネルギー資源の有効利用をはかるとともに 風力や太陽光等の自然エネルギーやリサイクル型エネルギーなど、新エネルギーの活用を促進します。 |
重点テーマからの視点 |
1 | 安心して子どもを産み育てられる生活環境づくりをすすめ、未来に引き継ぐため、環境の保全を推進します。 | |
2 | 環境との共生を基調とした持続可能な社会を構築していくため、環境基本計画の推進体制や大気・水環境等を保全するための調査・指導体制を充実するとともに、自然エネルギーを始めとした新エネルギーの活用促進等につとめます。 | |
3 | ||
4 | 中核市として、市民とのパートナーシップのもと、地域はもとよりグローバルな視点で環境保全に取り組む意識の醸成と社会システムの構築を促進します。 | |
5 | 中心市街地において、新エネルギーの活用等環境に配慮したまちづくりの先駆的な実践をめざします。 | |
6 | 地域における自主的、自発的な環境保全活動を促すため、中心となる人材の確保と育成につとめます。 | |
7 | ITを活用して、環境情報の整備と行政、市民、事業者におけるその共有化をはかります。 |
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